『いいセックス』と『ヤバいほどいいセックス』の間に存在する3つの条件

普通に満足できる『いいセックス』は割りによく経験できるかもしれないが、生涯忘れられないような深い快感を味わう『ヤバいほどいいセックス』は何度も経験できるものではない。『いい』と『ヤバいほどいい』の間には何が存在しているのか。「素晴らしい性体験の構成要素」という論文から、そこに存在するものを探ってみる。

★ジオ倶楽部はひとつ前の記事も見逃せない
体毛の有無は関係なし!GMPDで可愛くセクシーなアジアのベア系兄貴15

「ヤバいほどいい」ために共通するもの

『いいセックス』と『ヤバいほどいいセックス』
イメージ画像

『Sexuality and Culture』誌に掲載された『思いやり、化学反応、オーガズム:素晴らしい性体験の構成要素(Components of Great Sexual Experiences)』という研究論文から、性的な出会いを「いい」から「ヤバいほどいい」に変えるものは何かについて探ってみよう。

この研究の著者らによれば、セックス中の快感を最大化するもの、あるいは性的な出会いにターボを与えるものについての研究は比較的乏しいという。しかし、セックス・セラピストやカウンセラーにとって、このようなことを知ることは重要である。

そこで研究チームは、78人の男女に性生活についてインタビューを行った。特に「いいセックス」と「ヤバいほどいいセックス」の違いを数値化するよう求めた。78人のうち約3分の2が女性で、3分の1が男性であり、約3分の1は「非異性愛者」であった。

その結果、何がセックスをヤバいほどいいものにするかは、確かに個人によって異なることが判明した。しかし、3つの共通テーマが浮かび上がった。それが『オーガズム』『感情的な側面(思いやり)』そして、個人間の定義が難しい『相性(化学反応)』である。

では、その3つの共通テーマに関して、どのような意見が出たのかを見ていこう。

★あわせて読みたい!
【ゲイ・バイ・ノンケ】男の性的指向にきっちりした境界線は存在するのか?

オーガズム

『いいセックス』と『ヤバいほどいいセックス』
イメージ画像

インタビューに答えた49人が、セックスをヤバいほどいい」と評価するためにはオーガズムが不可欠だと答えた。自分のオーガズムが不可欠だと答えた人もいれば、パートナーがオーガズムを得ることも同等かそれ以上に重要だと答えた人もいた。

パートナーがイカせてくれなければ「ヤバいほどいい」セックスとは言えないと答えた女性もいた。男性は一般的に、女性のパートナーをオーガズムに至らせることができなければ、失敗したと感じると答えた。彼らは自尊心がへし折られたと指摘した。

あるバイキュリアス(経験はないが自分をバイセクシュアルではないかと認識している人)な男性回答者は、「パートナーを完全に満足させることができれば、オーガズムは必要ない。パートナーがオーガズムに達するのを見たり感じたりするのは、信じられないほど刺激的だ」と語った。

オーガズムに関しては、すべての人にとって同じ考えではなかったようだ。20人の参加者は、その出会いに強い感情的満足があれば、「ヤバいほどいいセックス」にオーガズムは関係ないと答えた。

★あわせて読みたい!
「私に恋人がいない100の理由を考察する」論争が全米ゲイの間で勃発

感情的な側面(思いやり)

『いいセックス』と『ヤバいほどいいセックス』
イメージ画像

質問者のうち52人は、「ヤバいほどいいセックス」には2人の間に何らかの感情的な要素が必要だと答えた。感情的な要素には、愛や情熱から、単に相手を好きであるとか、一緒にいて心地よいと感じることまで、さまざまなものが挙げられた。

特に女性からは、相手への信頼を感じたいという声が多かった。状況をコントロールできないようになることを恐れているようだった。ある男性は、「ヤバいほどいいセックスには肉体的な快感に加え、相手の快感を愛し気にかけているという精神的なメッセージの両方が含まれている」と言った。

オーガズムと同じく感情的な側面(思いやり)も、すべての人に当てはまるわけではない。16人が、「ヤバいほどいいセックス」に強い感情的要素は必要ないと答えた。

ある27歳のゲイは、こう語った。

「相手への感情が入る場合も、肉体の快楽だけをお求める場合も、セックスはどちらでも素晴らしいものになる。そのどちらも、気持ちよくなるための異なる要素を持っている。

その相手が、あなたの肉体だけに興味をもち、あなたを利用したいと望んでいることを知ることが興奮を誘うこともある。また、相手があなたを愛し、あなたを気持ちよくさせるために真剣に尽くしてくれることを知ることは充実感を与えてくれるだろう。

感情と肉体の快楽、いずれも簡単にカテゴライズすることはできない」

あるバイセクシュアルの女性は、「好きでもない人とでも素晴らしいセックスができるものよ」と語った。

★あわせて読みたい!
「事実はゲイビより過激だった」ゲイビを超えたリアル体験を語るゲイたち

相性(化学反応)

『いいセックス』と『ヤバいほどいいセックス』
イメージ画像

「ヤバいほどいいセックス」に欠かせない要素として「相性(化学反応)」を挙げる人も少なくなかった。もちろん、何をもって2人以上の個人間の「相性」とするかは難しい。

ある先行研究では、化学反応を「非特異的で主観的な表現であるが、対人関係の中に存在する、肉体的、感情的、性的な神秘的な状態」としている。

2人の間に最初から化学反応が存在する場合もあれば、時間をかけて蓄積されたものがあるとき化学反応を起こす場合もある。化学反応は作り出せるものではなく、自分ではコントロールできないものでもあるのだ。

ある26歳のノンケ男性は、それを『鍵と錠』に例えた。

「どんなにルックスが好みだったとしても性格や体質によって、セックスがうまくいく人といかない人がいる。私はそれを鍵と錠のようなものだと表現したい。努力とは無関係な、自然体で相性が合う人がいるのです」

あるバイセクシュアルの女性は、『手放す』という言葉で表現した。

「(ヤバいほどいいセックスの)要素には、お互いの激しさや、お互いの体を共有したいというほとんど原始的な欲求が含まれる。相性とか情熱とか、何と呼ぼうと構わないけれど、冷静さや感受性を手放すような感じね」

この 『手放す』という考えは誰かと一緒にいても抑制を感じないということであり、それは良い化学反応につながっていきそうだ。

★あわせて読みたい!
「セクシーのつもりが実は相手をムカつかせている行為は何?」論争が勃発

この研究が目指したもの

『いいセックス』と『ヤバいほどいいセックス』
イメージ画像

まとめとして著者らは、大衆メディアやAVはしばしば非現実的で実現不可能な性的出会いを描いていると述べた。彼らは、何がセックスを “ヤバいほどいいもの”にするかについて、実際にセックスを実践している人々に話を聞きたかったのだという。

「この研究は、何がセックスを素晴らしいものにするかについての人々の認識と快楽の社会学に関する乏しい既存の文献に貢献するものである」

残念なことにこの研究に参加しているゲイ・バイ男性はごく僅かしかいなかった。ゲイにとって『いいセックス』と『ヤバいほどいいセックス』の間に存在するものを、あなたは何だと考えているだろうか。

※参考記事:QUEERTY

(冨田格)

★あわせて読みたい!
カジュアル・セックスをしたい欲求不満ノンケ男は果たしてゲイになれるか?

コメントを残す