【ノンケ男の意識調査】男たちがやったらNGと考える”ゲイしぐさ”とは

ノンケ男たちは「ゲイっぽい」とみなされることを嫌がるという傾向があることは知られていたが、どんな行為を彼らが「ゲイっぽい」と感じるのか具体的には分かっていなかった。ところが、最近発表された英国での意識調査でノンケ男たちが考える「ゲイっぽい」行為が判明した。

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ゲイには理解しづらいノンケ男の感覚

やったらNGと考える”ゲイしぐさ”
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「ゲイっぽい」と見られると居心地が悪くなるというノンケ男の習性は、思春期で周囲にゲイだと隠していた頃の我々にとって面倒きわまりないものであった。

うかつにもNGな行為をしてしまい「お前、ゲイみたいだな」と言われたら、繊細な思春期の隠れゲイには死刑宣告にも似た響きがするからだ。さらに厄介なのは、どんな行為をノンケが「ゲイっぽい」とみなすのか、今一つはっきりしないこと。

英国で、ゲイには理解しづらいノンケの感覚の一端を垣間見られるような調査結果が発表されたので紹介しよう。

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やったらNGと考える”ゲイしぐさ”
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国際的な調査グループ「YouGov」は、4,000人以上のイギリス人を対象に「一般的に女性らしさを連想させる特定の行為が不快に感じるかどうか」を調査した。

調査項目は「同性の友人とベッドを共にすること」「同性の親戚に『愛してる』と言うこと」「ピンク色を身につけること」など。1つのカテゴリーを除くすべてのカテゴリーで、男性は女性よりも不快感を感じていることが分かった。

<男性が不快だと感じる割合が高かったもの>

男子更衣室で裸になること:49%
男友達の前で泣く:48%
親戚の男性に「愛してる」と言う:45%
ゲイバーに行く:44%
男友達の背中に日焼け止めを塗る: 42%
男友達とベッドを共にする:42%
ピンクの服を着る:31%

もっとも多くの男性が不快だと感じるのは「男子更衣室で裸になること」だった。体育会出身者や、銭湯や温泉などをよく利用する人にとっては少々意外な結果かもしれないが、体育の更衣やジムでの着替えの時も、極力肌の露出を避ける男性はたしかにいる。

もしかすると、男子更衣室で抵抗なくすっぽんぽんになることは、「恥知らずなゲイ」だと密かに思われているのかもしれない。

「男友達の前で泣く」という行為に不快感を抱くノンケ男が多いのは理解できるところだが、意外だったのは「ゲイバーに行く」ことよりも「親戚の男性に『愛してる』と言う」ことの方が不快に思う男性が多いことだ。

海外ドラマや映画を見ると「I love you(愛してる)」という言葉を恋人や夫婦に限らず、家族の間でもかなりカジュアルに使っていると思い込んでいたのだが、男の親戚同士という関係性だと決して居心地のいいものではないようだ。

ノンケ男たちの「絶対にゲイっぽいと見られたくない」という繊細な感情が伝わってくるような調査結果だった。しかし、そこまで気にするのは、きっかけさえあれば男同士の関係に足を踏み込んでしまうかも、という確信があるからでは? と、ゲイとしてはうがった見方もしたくなる。

※参考記事;INTO

(冨田格)

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